FireFTP :: Add-ons for Firefox 画面と設定事例
FireFTPは、ウェブブラウザであるMozillaのFirefoxで動作するアドオン(拡張機能)で、FTPクライアント(ウェブサーバーにFTP接続するソフトウェア)である。 画面は左右2画面と、下段のログ表示による3ペイン表示のソフトウェア。
ブラウザからサーバーにアップロードできるHTTP方式のアップローダーとは異なり、転送するファイルをひとつずつ参照しては転送する面倒な作業ではな
く、サイトをローカルフォルダの中身丸ごと一気にアップロードすることもできる。基本的に画面左半分がローカルフォルダ(自分のパソコン)で、画面右半分
がホストの中身として表示。下段は通信のログが表示され、至ってシンプルである。
特徴としては、ブラウザのFirefoxがFTPクライアントの機能を持つようにするアドオンタイプのソフトであり、フォルダごとの階層化表示が複数同時にできる。
現在では細かな設定が可能になっているものの、Filezilla (SFTP/FTPS/FTP対応)のような同名ファイルがあった場合の比較(ファイル容量の大小・タイムスタンプ)の自動化が機能として存在せず、上書きは確認ダイヤログの表示までとなる。
FTPSやSFTPが注目されるようになったのは、Gumblar(ガンブラー)と
いうウイルスがきっかけ。 このページを書いている私も長いことサイト運営をしてはいるものの、幸いにも 改ざんや不正アクセスは無く、インターネットを徘徊してて地雷を踏んで酷い目に遭ったことは一度も無い。
しかし、世間は危険を放置する訳にもいかず、SFTPやFTPSが無いFTP接続のみのFTPクライアントは消えるのを待つのみと
なったようだ。 FFFTPの作者(sota)さん。今まで本当にありがとうございました。将来、FFFTPがSFTPやFTPSに対応することがありましたら、またの機会に・・・
では、FireFTPを導入する方は、最初に Mozilla Firefox を導入しよう。 以後は Firefox を起動して作業を行なう。
FireFTP version 1.0.10 時点の導入方法(Mozilla Firefox ユーザーのみ)
ダウンロードサイト
Mozilla Firefox Add-ons FireFTP ※英語版

Mozilla公式のアドオンサイトだが、この時点では日本語版がダウンロードできるようにはなっていないので今回はパスだ。
日本語版製作・提供者 norah'# : FireFTP

FireFTPを日本語にしてくれたnoreh'# さんの配布サイト。
日本語版を導入してみよう
とりあえず、日本語の方が解りやすいので日本語版の FireFTP をダウンロードすることにする。
まず、
上記のページを表示する。
ダウンロードをクリックすると馴染みのインストーラーではなく、ダウンロードの確認ダイヤログが表示された。

基本的に、
マイドキュメントの中の
ダウンロードフォルダの中に保存されているので、ダウンロードしたものを探す。

このファイルを、Firefox(のウィンドウ内)へ放り込むと、インストーラーが起動する。

左クリックでXPIファイルを掴んだまま、Firefoxの画面内で指を離す。

数秒後に 「今すぐインストール」 というボタンが押せるようになる。

再起動を促すメッセージが出るのでボタンをクリックする。
数秒でFirefoxが再起動し、インストール済みのアドオンの更新情報を確認する画面が出る。
前回起動時の FireFTP がインストール済みである表示もある。

このウィンドウを[×]で閉じよう。
続いて、メニューバーのツールにある FireFTPを起動してみよう。

FireFTPの日本語版が起動した。
次項はアカウントの作成。 赤丸の部分をクリックしてみよう。

接続用のアカウントを作成する
では、起動した FireFTP に、忍者ホームページへのログイン情報を登録してみる。
接続に使用したアカウント情報は私のを例にしている。
まず、自分のアカウントでログインしてから、忍者ホームページの 管理画面を出そう
「忍者ホームページ -管理ページ」
③ ④ ⑤ は下の画面で入力する情報なのでメモする。
① 自分のサイト名など分かりやすいものを。
② とりあえず、忍者HPなどとしておこう。
③ 自分のホスト名を入れよう。
④ 忍者ホームページではユーザー名も③と同じだ。
⑤ 設定したパスワードを入れよう。

⑥ 証明書つきでログインする場合は、セキュリティーを Auth TLS(Best) にする。
⑦ ポート番号は 21 と入れないと接続できない。
⑧ 自分のパソコン(ローカル)に保存しているパスを入れておこう。

⑨ ⑧と同じ ローカルのパスを入れる
⑩ サーバーにアップした時間が実際の時間と差異があれば入力。日本はGMT+9:00である。つまり、9時間を追加する。
⑪ 文字エンコーディングは、私の場合常にUTF-8でページを書いているのでUTF-8にしている。
UTF-8以外の文字コードは、東アジアを選んで、日本語の3つうち、自分が使っている文字コードを入れる。
⑫ ここまで入力したら [ OK ] で閉じる。

⑬ 接続してみよう。

⑭ ここで [ Or you can add exception ] をクリック

⑮ 続いて [ 例外に追加 ] をクリック

⑯ [ 証明書を取得 ] をクリック

⑰ チェックが入っているか確認

⑱ [ セキュリティー例外を承認 ] をクリック
接続された。

⑲ アップロ-ドしたいファイルを右クリックして アップロード を選択。
複数を一気にアップできる。ファイルでもフォルダでも一度にアップできるので楽だ。

⑳ アップロードが終わったら 切断 しておこう。
ブラウザの画面からHTTPでアップロードするよりも非常に速く簡単にアップロードできるのでFTPソフトを使った方が便利だ。
パスワードを保存しない接続
セキュリティーを高めるために、FTPソフトにパスワードを保存しない方法もある。

⑤を空欄にして接続すると

接続中にパスワードを聞いてくるようになる。
パスワードを入れて [ OK ] すると接続できる。
心配であればこちらをお勧めしよう。
画面の見方とアップロード/ダウンロード
ウェブページ(ウェブサイト)は、自分のパソコンで作成したローカルデータをFTPを、ウェブサーバー上にアップロードすることでインターネット上に公開され、ウェブブラウザを通してインターネットに接続されたパソコンから閲覧できる。
つまり、自分のパソコンでウェブページやウェブサイトをイメージしながら作成したデータは、「そっくりそのまま」の状態でウェブサーバーにアップロードす
ることで意図したとおりの表示となる。したがって、ローカルに保存されたファイルの配置を1つも崩さずに、そのままそっくりアップロードすることでリンク
切れを起こさないウェブサイトをアップロードしたことになる。
もしも、パス(ファイルのパス)を無視して、出鱈目にアップロードするとリンク切れを起こしてウェブサイトとして成り立たない。
FireFTPに限らず、殆どのFTPソフトの画面構成はこのようなイメージで統一されている。

自分のパソコンで作成したページをサーバーにアップロードするときは、左側にあるフォルダやファイルを右側のウェブサーバーにアップロードすることとなる。

自分のパソコンが壊れたりしてローカルのデータが破損してしまったとしても、アカウント情報さえ分かればウェブサーバーからローカルへデータをダウンロード(保存)することができる。

このように、FTPソフトは、ウェブサイトをアップロードして公開するだけではなく、ウェブサーバー(インターネット上にあるサーバー)からローカル(自分のパソコン)にファイルを転送することができる。
FTPソフトは、地味なHTTPアップローダーや通常のダウンロードと異なり、複数のファイルやフォルダを一気にやり取りするために威力を発揮する。
関連項目:ホームページの作り方をPDFで配布
関連項目:FileZillaでナローバンドの人が切断され難い接続設定
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