さて、前回の6号機は好評のようで被リ
ンクがよくあります。 参考にして製作した人も居るようで、作りやすさを重視しただけあります。 しかしながら、あれでもまだまだ作るには手間が掛かるようなので、もっと構造の単純化を図りたいと思うのです。 つまり、2つか3つのパーツで巻枠を作ってしまおうということです。 最終目標は「そのまま使える」というのがベストですが、そんな都合の良いモノなんてありません。 つまり、これが卓上ループアンテナの最小部品点数となるでしょう。 でも、ループアンテナの設計をライフワークのひとつとして続けているウェブマスター(゜(エ)゜)としてはこれで終わりにするつもりもまたありません。 現状で最も最適な実用形態である8号機は、まだまだ案であり、台座をもっと別のもので代用できる可能性があるからです。要するに植木鉢の受け皿が倒れず に安定していれば何でもOKなんですよ。 懸念事項としては受け皿に導線を巻いたときに崩れないこと。 殆どの受け皿は傾斜がついていますので平行巻には適しません。 もしも傾斜があればストッパーをつける必要があります。 上記のイラストが8号機の完成予定図です。 はっきり言って植木鉢の受け皿をループにしたいだけで思いついた形状です。 製作費用も105円~1500円くらいでしょう。 最低費用の105円の根拠は、ループアンテナの材料(銅線とバリコン)が既にあるか、失敗したループアンテナをバラせば、100円ショップで直径 30cmくらいの植木鉢の受け皿を買うことですぐに取り掛かれるという意味です。 台座も要らなくなったタッパーを逆さにして切り込みを入れ、受け皿を挿めるように切り込みを入れればタッパーの中にバリコンを入れて配線すればOKとい う意味です。 |
で、同心円状の平行巻きにするつもりだ
けど、同心円じゃないから少し多めに巻く必要もあるのでタップを取ろうと思います。L1をタップ2つにする場合は3Pトグルスイッチで良いでしょう。 2つ以上の場合はワニクリップを使いましょう。 |
で、同心円状の平行巻きにするつもりだ
けど、同心円じゃないから少し多めに巻く必要もあるのでタップを取ろうと思います。L1をタップ2つにする場合は3Pトグルスイッチで良いでしょう。 2つ以上の場合はワニクリップを使いましょう。 巻きながら5回とか7回ごとに穴を開けて線を内側に引っ張り出してハンダメッキしてください。あとは タップ用にワニクリップを使えばいいでしょう。 受け皿の底面の部分は気に入った写真や絵を印刷して丸く切り取ればインテリアにもいいかも。 |
さぁ、これからループアンテナを作って
みようと思うチャレンジャーはこっちで試してみないか?。たぶん6号よりコンパクト。7号より簡単に作れるハズ
だ。 受け皿の直径30cm=300mm → 300×3.14=942mm(1周) → 942÷4(四角として) =23.55cm=236mm相当(1辺) Rjeloop3.exe による計算例 一辺236mm 24回巻き 0.6mmエナメル線 ピッチ1.05mm 530KHzをカバー ----------------------------- これで255pf 相当になる。 これでは微調整が難しいので、18回と6回でL1を2つに分けるか、18回と10回巻いてピックアップを2つにする。それをバリコンにトグルスイッチで 切り替えるか、ワニクリップでピックアップする。 心配なら16回と12回などと多めに巻いて幅を持たせるか、1周ずつ確認してピッタリの巻き数を探し出す。 0.3mmのエナメル線を使う場合は
236mm(30cm円形→四角) 22回巻き 0.3mm線 1.05mmピッチ 530KHz下限 245pf(260pf)のバリコンが必要
LANケーブルをバラして使う場合 0.7mm と想定し、下限も510KHzとしてみる
236 26 0.7 1.05 510 253pf (260pf)のバリコンが必要
ループに直接タップを設けたくないのなら、バリコンに並列つなぎするセラミックコンデンサ100pf の有無をスイッチで切り替えるなどして周波数を調整すればいい。 どちらの手法でも530KHz寄りと1700KHz寄りに調整できるかも知れない。 実態配線図の案については計算も含めてそのうちアップするかもしれない。 |